韓国が誇る世界的グループ”BTS”
による4thフルアルバム。
2020年2月21日リリース。
アメリカ「Billboard200」で1位を獲得後、
デビューアルバムから本作までの合計CD
売上枚数が2,000万枚を超えた
モンスターアルバムといえる1作です。
1~5曲目までは、前作
「Map Of The Soul:PERSONA」と全く
同じ内容となり、残り14曲が新曲と
なります。様々なタイプの曲がバランスよく
並んだ良作で、メンバーの各ソロ曲も収録
されています。
1曲目はナムジュンソロ。空間系の
エフェクトの効いたギターに
ナムジュンのラップが乗った楽曲。
初期の楽曲っぽい雰囲気です。
2曲目はお馴染みの”BOY WITH LUV”.
洗練された上質なポップソング。
ベース音が大きくて気持ちがいい。
アルバムの方がホールジーの歌声が
大きく収録されていて、曲に合っている。
エド・シーランとのコラボ曲。
MVはアメリカ人歌手”Lauv”が参加した
シングルカットバージョンです。
アルバム収録の方はメンバーのみで
歌われており、ボーカルラインの
高音の伸びが素晴らしい楽曲。
ホビ、ジン、JKによるバラードナンバー。
語りかけるように始まり、終始
優しい雰囲気で癒されます。
ホビのラップの緩急がかっこいい。
重厚な雰囲気の楽曲。
コーラスが神々しい雰囲気を放ちます。
サビで「마셔(ましょ)※飲めの意味」
を連呼する覚えやすい曲です。
SUGAソロ曲。MVでは2番が
まるまるカットされています。
トップに立つ者の苦悩や孤独を吐露する
本楽曲はMVもホラーチックな雰囲気。
サビでの歌声、ラストの畳みかけるラップ、
そして男性なら共感出来る歌詞がポイント。
前曲に続いて、内省的で暗い曲が
続きます。イントロのメロディーが
最高に美しい楽曲です。
アートフィルムはアルバム収録版と
違い、オーケストラアレンジです。
さらに深い悲しみを表しているようです。
メンバーの裸足ダンスにも注目!
ジミンソロ曲。アコギにジミンの
柔らかい美声が合わさります。
ギターに伝わる指先のスライド音が
とてもいい味を出しています。
Youtube Musicの最多ストリーミング数
を更新しました、恐るべし1曲。
こちらはジョングクのソロ曲。
こちらもこれまでの自身を振り
返るような歌詞の楽曲になっています。
アイドルという職業で失った自分の
“時間”について歌われています。
スローテンポに重めのビートが
のった楽曲。ボーカルラインの
サビの声の透き通り具合が半端ない。
特にジミン。そしてラップの歌詞は
SUGA節がさく裂しています。
本アルバムのリードトラックである”ON”.
マーチングバンドのドラミングが
見れる”KINETIC MANIFESTO FILM”
は必見です。アーミーを鼓舞してくれる
ような楽曲となっています。
ラップラインによる楽曲。
チャイニーズ的雰囲気のあるイントロから
徐々に重く、ドープになっていきます。
”怒り”が人生のパワーになることを
歌っており、トラックのラストは
拳銃の乱射音で終わる強烈な1曲。
ボーカルラインの楽曲。
ミドルテンポでファンに寄り添うような
歌詞で歌い上げます。
誰もが共感出来るのではないでしょうか。
14曲目はテテソロ曲。
アコギにも歌声にも優しさを感じます。
2番の「We gon’ change~♪」以降の
裏で鳴っているコーラスがとてもいい。
テテとジミンのタッグ曲。
癖をつけて歌ったジミンの歌声が必聴もの。
ラスサビ裏のジミンのファルセットが
アツイ。ぜひ聞いてみてください。
ラストはテテの色気ある歌声で終了。
ジンソロ曲。彼の美声を楽しめる
楽曲です。サビのキーが高すぎて
誰も歌えないかも(笑)ラスサビ前の
ベースのグリッサンドが効きまくり。
SUGAとRMの友情ソング。
こういう曲が書けてしまうところが
このグループの良い点だと思います。
エフェクトかかりまくりのラップと、
アウトロのセリフの掛け合いが聴き所。
BTSにまた新たなバラードの
名曲が現れました。これまでの
彼らの軌跡を歌ったような楽曲。
これを聞くと、アーミーであることに
誇りを持つことが出来るでしょう。
暗めの曲が多かった本作も最後は
BTSの”希望 J-HOPE”が明るく締めます。
跳ねるようなリズムとサビの
ホイッスル音で軽快に踊れる
ダンスナンバーとなっています。
総評として、流石はBTSといった
内容のアルバムでした。
1曲1曲のクオリティが高く、捨て曲も
ありません。強いていうなら、曲順を
もう少し変えてみても面白かったかも。
おすすめのアルバムであることに
変わりはありませんね。